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近くて甘い

第5章 愛猫家になろうっ!

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「今行きますっ!!!」


そう言って階段を急いで駆け上がる真希を光瑠が顔を引きつらせながら呼び止めた。


「おい…っ…!
こいつだけじゃないのか…っ!」


と要の肩にいる猫を指差して光瑠は真希に尋ねた。



「違います!!全部で8匹です!!」


「8匹っ!?!?」


驚嘆する光瑠。


真希は再び猫探しに奮闘しようと階段を駆け上がる。



「っ………騙しやがってっ…」



力なく光瑠が呟く。


「ふっ…別に真希さんは騙してないでしょ。」


肩に乗った猫を抱えながら要が言った。

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