テキストサイズ

近くて甘い

第7章 水平リーべ

確かに…
日本語ですら言葉足らずで誤解を招くんだから、光瑠さんが語学が苦手な理由が何となく分かってしまった…。


でも、英語以外でも十分助かるから…



「明日から…あの…もし、時間があるようだったら…教えてもらえますか…?」



控えめに頼むと、光瑠さんは私の顔を覗き込んで得意気な顔をした。



「………高いぞ」


「えっ…そんなっ…」



狼狽える私を見て今度はニヤリと笑う。



「無理なら…身体で払ってもらうしかないな…」



そういいながら、ツツツ…と鎖骨をなぞられて私は顔が熱くなるのを感じた。



「っ…いじわるっ…!」



ムッとして睨むと光瑠さんはハハハと上を向いて笑った。


そして光瑠さんは楽しそうに私の頭を撫でる。


完全に遊ばれた感じがして少しイラッとした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ