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「あのっ…え…あ…」


違うと言いたいが、吉岡“くん"とはっきり言ってしまったのでどうしようもなく、私はただ言い淀んでいた。


「───……まぁいい。」


一瞬光瑠さんが言った言葉が信じられずに目を見開いた。


首を回すと無表情の光瑠さんがいる。


怒鳴られるかと思ったから意外だ…


「今日はこれをやってみろ。」

「あっ…はい！」



やっぱり、
さすがに高校生相手には嫉妬しないよね…！



ホッとした私は冷や汗をぬぐって光瑠さんが指差した問題に取り掛かった。