テキストサイズ

近くて甘い

第11章 愛の鎖

目の色が変わった光瑠の動きは、激しすぎて、その間真希は何度上り詰めたのかよく分からなかった。


「っ…なら少しは協力したらどうなんだっ……」


苦しそうに光瑠が呟く。



「あぁっ…やぁっ…んん…」


光瑠の吐息と微かな唸る声が色っぽく響いて、真希の身体を酔わせる──


「何がなんでもっ…お前を…他のやつには触らせたくないっ…!!」


「あぁっ──」


「高校生のガキにもだっ…!!」




怒った目が鋭く光る。


玉の汗が光瑠の額から落ちて真希の首筋をくすぐった。


「はあぁっ、ひかるさ…っ」


情けない…

これではただの異常者だっ…


だがっ…

俺も好きでガキに嫉妬しているわけじゃないっ…


「くっ…お前が…っお前が悪いっ…何もかも全部っ…──」


容赦ない腰の動き…


言葉を返す余裕すらも与えない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ