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近くて甘い

第13章 ヘタレの称号と神の恵み



「はっ…!!!!!」


イメージトレーニングの最中で勢いよく顔を上げた浩平は、サァアっと自分の顔から血の気が引いていくのを感じた。


やべぇ……俺……

誘うのにいっぱいいっぱいで、


どこにいくか考えてなかったぁあっ!!!!!


再びガシガシと頭を激しく掻いた浩平に今度は奇異を通り越し哀れみの視線が向けられる。


パニックになる浩平は、ひとまず深呼吸をして、自分を落ち着かせることに専念した。




そして授業中…


ノートに書かれたたくさんの候補。


・遊園地

・映画

・公園

・水族館


………どれにしよう…


悩む浩平は豪快にアミダくじをノートに書く。



決まったのは……



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