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『どうだか…俺はそうは思わんがな。素直になれ、関根』


『────おっしゃっている意味が全く…』


『お前は特別でもない女を抱くのか？あ？』


「えっ…」



あっ…思わず声がっ…


でもっ…今光瑠さんっ…抱くって言った⁉︎⁉︎



『はぁ…全く…』


呆れたような要さんの溜め息が聞こえてくる。


私の鼓動は心なしか速まっていて、どうしようもなく複雑な想いが胸を渦巻いている。


そりゃあ、私は要さん幸せを心から望んでいて…っ。


いやいや、それ以前に私は光瑠さんの婚約者でっ…


要さんがどんな女性と交際してようと…抱いて…ようと…私が口出しすることは…出来ない。



『真希さん…』


グルグル色んな思いが駆け巡る中で、要さんが静かに言葉を発した。