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近くて甘い

第17章 社長夫人は高校生っ!


光瑠さんから離れたと思ったら、また別の人に手首を掴まれるなんて…


ちょっとそんな自分に呆れながらお客さんを見た。



「ねぇ、もう呑める年でしょ? 一緒に呑もうよ!」


「いえ、私は未成年でっ…すみませんっ」



必死で抵抗しているのに、全く力を緩めないその人は、うそ〜と言いながら、グッと私を引き付けた。


周りでその人と一緒に呑んでる人たちの顔を見て、止めてくれるように顔で訴えるけど、みんな酔っていて、止めるどころか、同調するような様子だった。



「おじさんはさ〜たまには君みたいにかわいい子と呑みたいんだよ〜」


「こっ、困りますっ!」



このままじゃ絶対にまずい…。



─────────隙だらけのお前は絶対に男に身体を触られて…



光瑠さんのいう通りだ…っ


不可抗力とはいえ、男の子もいる中で外泊する上に、こんな風にお客さんに絡まれるなんて、もう絶対に怒られる…

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