近くて甘い
第17章 社長夫人は高校生っ!
あれがラスボスっ…!?
ってそりゃ一体どういう意味だっ…
要の言葉に戸惑いを隠せない浩平は今にも倒れそうなほど、頭をフル回転させる。
つまり、この目の前にいる絵本の中の王子様みたいなやつは、藤木の従兄弟の兄貴で…
でもラスボスで…
いやいやっ…マジで意味分からないからっ!
「ねぇ!ちょっとこれどういうこと⁉︎」
「知らねぇよ!俺が聞きたい!」
同じように訳が分からず慌てている梨子と亮は顔を見合わせる。
「梨子!直接まっきーに聞いてくれよっ!」
「っていうか…あの人本当にかっこいい…」
「おいっ!お前には俺という立派な彼氏がっ…」
「立派っ?一体どこが?さっきやられてたじゃん」
冷たく返した梨子に何も言い返せず、亮がしょぼくれた。
どうでもいい二人の会話にしびれを切らした浩平はグッと拳を握って息を吸った。
そして、いまだに言い争う真希と光瑠の方を見た。
「おっ、おい藤木!!」
浩平が声を掛けた事によって、2人の言い争いはピタリと止まった。
ってそりゃ一体どういう意味だっ…
要の言葉に戸惑いを隠せない浩平は今にも倒れそうなほど、頭をフル回転させる。
つまり、この目の前にいる絵本の中の王子様みたいなやつは、藤木の従兄弟の兄貴で…
でもラスボスで…
いやいやっ…マジで意味分からないからっ!
「ねぇ!ちょっとこれどういうこと⁉︎」
「知らねぇよ!俺が聞きたい!」
同じように訳が分からず慌てている梨子と亮は顔を見合わせる。
「梨子!直接まっきーに聞いてくれよっ!」
「っていうか…あの人本当にかっこいい…」
「おいっ!お前には俺という立派な彼氏がっ…」
「立派っ?一体どこが?さっきやられてたじゃん」
冷たく返した梨子に何も言い返せず、亮がしょぼくれた。
どうでもいい二人の会話にしびれを切らした浩平はグッと拳を握って息を吸った。
そして、いまだに言い争う真希と光瑠の方を見た。
「おっ、おい藤木!!」
浩平が声を掛けた事によって、2人の言い争いはピタリと止まった。