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近くて甘い

第21章 チョコレートは魅惑の味…

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以前廊下で会った時にものすごく私を睨んできた、きれいな人が、今日は人が変わったような態度だったので、正直少し驚いていた。


しかも、あんなに要さんに英語を教えてもらうのを反対していた光瑠さんが、私にチョコレートを差し入れてくれるなんて…



「変なの…」



そんなことを呟きながらも、おいしそうなチョコレートの香りに思わず顔が綻ぶ。


光瑠さんも、成長したのかもしれない…



「何これ美味しいっ…!」



思わずすぐに二個目を手にした私は、少しだけ身体に熱を感じながら、ひとり会議室のなかで幸せに浸っていた…



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