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近くて甘い

第21章 チョコレートは魅惑の味…

どうやら被ってしまったようだ…


「…このチョコ…すごい美味しいんです…どうぞ食べて…」


「っ……」



腕を半ば強引に掴まれた要は目を見開いた。



何か…様子がおかしい…


いつも、真希さんの方から僕に触れてくることはないのだが───…




「そうなんですか? ではいただきます。

僕のも食べて下さいね?」



チョコレートを掴んだ要はそれを頬張りながら、真希の教科書の中を覗いた。



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