近くて甘い
第22章 疑惑の二人
今朝の有川邸────
『飲ませて無理矢理するなんて最低ですっ!』
『だから飲ませてないと言ってるだろうが…』
ベッドに座りながら、光瑠さんは頭を抱えて、力なく言った。
『またそうやって嘘をついてっ…。すごく腰も痛いし…!抵抗出来ないところを襲うなんて本当に信じられないっ!』
『っ…言っとくが、昨日の被害者はどちらかと言ったら俺だからなっ…』
『なんですかそれっ!どんな考えをすればそんなことになるんですかっ!?』
『襲われたのは俺の方だっ…お蔭で力が入らないっ…』
顔を上げた光瑠さんは、何だか少しげっそりしているように見えた。
ただの寝不足のくせにっ!
『またそんな芝居をしてっ…!』
『大体何故覚えてないっ…!?』
『誰かさんがいつも飲んでる強いお酒を飲ませてきたからじゃないですかっ?』
『だから飲ませてないっ…』
ため息をついた光瑠さんは力ない目で私を見つめた。
『欲求不満なら爆発する前にそういえっ…』
『はぁ!?』
『昨日のお前は狂ってた…!ったく…俺を殺す気かっ…』
それだけ言った光瑠さんは、バタンと上半身はだかのまま後ろに倒れ込んだ。
『飲ませて無理矢理するなんて最低ですっ!』
『だから飲ませてないと言ってるだろうが…』
ベッドに座りながら、光瑠さんは頭を抱えて、力なく言った。
『またそうやって嘘をついてっ…。すごく腰も痛いし…!抵抗出来ないところを襲うなんて本当に信じられないっ!』
『っ…言っとくが、昨日の被害者はどちらかと言ったら俺だからなっ…』
『なんですかそれっ!どんな考えをすればそんなことになるんですかっ!?』
『襲われたのは俺の方だっ…お蔭で力が入らないっ…』
顔を上げた光瑠さんは、何だか少しげっそりしているように見えた。
ただの寝不足のくせにっ!
『またそんな芝居をしてっ…!』
『大体何故覚えてないっ…!?』
『誰かさんがいつも飲んでる強いお酒を飲ませてきたからじゃないですかっ?』
『だから飲ませてないっ…』
ため息をついた光瑠さんは力ない目で私を見つめた。
『欲求不満なら爆発する前にそういえっ…』
『はぁ!?』
『昨日のお前は狂ってた…!ったく…俺を殺す気かっ…』
それだけ言った光瑠さんは、バタンと上半身はだかのまま後ろに倒れ込んだ。