近くて甘い
第22章 疑惑の二人
完全に光瑠さんのせいだと思っていたのに、実はそうじゃないと分かってなおさら謎は深まった。
「お酒じゃないならなにっ!?」
「さぁね〜媚薬とか??」
「誰が何の目的で私に媚薬を盛るのっ!? 漫画の読み過ぎだよっ梨子っ!」
「残念っ!これは雑誌です〜」
ぱしっと叩いた梨子の雑誌が床に落ちて、愛花ちゃんがクスリと笑いながらそれを拾った。
「あ、ごめんっ…」
すかさず謝ると、愛花ちゃんは、ニコニコしながら、開かれた雑誌を見て、目を輝かせた。
「わぁ…すごくきれい…」
食い入るように雑誌を見る愛花ちゃんの方に私と梨子が集まる。
愛花ちゃんが指を差したモデルさんは、身長がとても高い二人だった。
仲良さそうに寄り添う二人はその整った顔を合わせて屈託なく笑う。
一人は腰くらいまであるふんわりとした黒髪で大人っぽい。
もう一人も黒髪だけれど、隣のモデルさんとは違って元気な印象、髪はショートでとてもかわいらしい。
何だか、どこかで見た事があるような気がするほど、親近感を感じる二人だった。
「あぁ、SAKIとSALAねぇ!この姉妹、アメリカから最近帰って来たんだよ!きれいだよね〜」
「えっ…姉妹なんだ…」
そう言われるとどことなく似てるかも…
「しかもね、この妹のSALAの方なんて、私たちの一個下なんだよ!? もぉ本当に同じ人間なのかって感じ〜」
「年下なんですかっ!?」
「お酒じゃないならなにっ!?」
「さぁね〜媚薬とか??」
「誰が何の目的で私に媚薬を盛るのっ!? 漫画の読み過ぎだよっ梨子っ!」
「残念っ!これは雑誌です〜」
ぱしっと叩いた梨子の雑誌が床に落ちて、愛花ちゃんがクスリと笑いながらそれを拾った。
「あ、ごめんっ…」
すかさず謝ると、愛花ちゃんは、ニコニコしながら、開かれた雑誌を見て、目を輝かせた。
「わぁ…すごくきれい…」
食い入るように雑誌を見る愛花ちゃんの方に私と梨子が集まる。
愛花ちゃんが指を差したモデルさんは、身長がとても高い二人だった。
仲良さそうに寄り添う二人はその整った顔を合わせて屈託なく笑う。
一人は腰くらいまであるふんわりとした黒髪で大人っぽい。
もう一人も黒髪だけれど、隣のモデルさんとは違って元気な印象、髪はショートでとてもかわいらしい。
何だか、どこかで見た事があるような気がするほど、親近感を感じる二人だった。
「あぁ、SAKIとSALAねぇ!この姉妹、アメリカから最近帰って来たんだよ!きれいだよね〜」
「えっ…姉妹なんだ…」
そう言われるとどことなく似てるかも…
「しかもね、この妹のSALAの方なんて、私たちの一個下なんだよ!? もぉ本当に同じ人間なのかって感じ〜」
「年下なんですかっ!?」