無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

要さんは一体何を考えているんだろう…


ただの知り合いだとしても、昨日の様子を見る限りじゃ親密すぎるし…


本当にSAKIとSALAのどちらかが、彼の恋人なんだろうか…



「そろそろ、要さんが来ますから…分かったらちゃんと報告します。
それまで、あんまり悩みすぎちゃだめですよ？」


「ありがとう…なんか真希ちゃんって年下なのにすごく…お姉さんみたいっ…」



涙を拭って突然ハグしてきた加奈子さんに私はびっくりしながらも、微笑んで、ハグし返した。




「私、真希ちゃんと副社長にお茶入れるから…また、すぐ戻るね」


「ありがとうございます」



軽く手を振って加奈子さんは行ってしまった。



よしっ…私はちゃんと、要さんに質問しなくちゃ…



意気込んだ私は、いつもの会議室の中に入って加奈子さんが戻ってくるのを待った。