近くて甘い
第34章 企てとすれ違い
「そうだよ!
しかも復旧に時間がかかるから、もしエレベーターなんかも起動していたら、しばらく閉じ込められてしまうし、それに、バックアップを取っていないデータだって───…」
「今…なんて言った…?」
ピクっと耳を動かした香純は、退屈そうにしていたにも関わらず、思わぬ情報に、突然目を輝かせた。
「え?だから、バックアップを…」
「違うその前っ!」
急変した香純の態度に鈴木は動揺を隠せない。
いけない…
少しでも素を出すのは良くない…。
「えっとっ…復旧に時間がかかるから、エレベーターにもし人がいたら、閉じ込められちゃうって…」
「そう!それっ!」
叫んだ香純はご褒美とばかりに再び鈴木の腕に胸を押し当てた。
この男…
ただの遊びの相手のつもりだったけど、使えるかもしれない…
「エレベーターの電源も全て鈴木さんがやってるんですか??」
「っ…まっ…まぁねっ…」
ニヤリと笑った香純は、ジッと鈴木の事を見つめて、唇を近付けた。
しかも復旧に時間がかかるから、もしエレベーターなんかも起動していたら、しばらく閉じ込められてしまうし、それに、バックアップを取っていないデータだって───…」
「今…なんて言った…?」
ピクっと耳を動かした香純は、退屈そうにしていたにも関わらず、思わぬ情報に、突然目を輝かせた。
「え?だから、バックアップを…」
「違うその前っ!」
急変した香純の態度に鈴木は動揺を隠せない。
いけない…
少しでも素を出すのは良くない…。
「えっとっ…復旧に時間がかかるから、エレベーターにもし人がいたら、閉じ込められちゃうって…」
「そう!それっ!」
叫んだ香純はご褒美とばかりに再び鈴木の腕に胸を押し当てた。
この男…
ただの遊びの相手のつもりだったけど、使えるかもしれない…
「エレベーターの電源も全て鈴木さんがやってるんですか??」
「っ…まっ…まぁねっ…」
ニヤリと笑った香純は、ジッと鈴木の事を見つめて、唇を近付けた。