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近くて甘い

第34章 企てとすれ違い



夢を見て分かった。



どんな世界にも、必ず試練はある。






だから───…




ノックをした扉から、言葉が返って来て、私はゆっくりとその扉を開けた。





「お茶ならそこに置いといてくれ…ありがとう…」





書類に目を通しながら、そう言った要さんの事を唇を噛んで見つめた。



痛い──…



とてつもなく胸が苦しい…



それでも…



伝えなければならない事がある…。




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