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近くて甘い

第4章 ファミレスと意地悪王子

「やっぱりタメなんだし、敬語もやめよ!そして私のこと真希って呼んで!」



私の言葉に愛花ちゃんは目を見開いて、えっ!?と身体を仰け反らした。



「ほら、言ってみて!『真希』って!」



私がそう促すと愛花ちゃんはゴクリと唾を飲んだ。


そしてゆっくりと口を開いたのをみんなが見守る。



「ま………」



名前を呼ぶだけなのに何故か5人の間に緊張がはしる。



「き……」



愛花ちゃんがそういい終わると皆がおぉっ!と目を見開いたその時。



「様っ!!!」



と愛花ちゃんは急いで付け足してしまった。



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