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近くて甘い

第42章 パリの夜は…


透けそうなその白い肩を見つめた光瑠は、そっと触れて、長い髪の毛とともに、ドレスの肩がけをするりと外した。



黙って身を預ける真希を強く抱き締める。



そして、優しく、首筋にキスを落とした。




静かに燃えて行く身体の熱を感じながら、光瑠は真希の耳元で溜め息を吐いた。




「────抱きたい…」



「っ……」



「………本当に…どうしようもないなっ…」



「えっ…?」




自嘲気味に笑った光瑠を真希は少し身体を離して見つめた。








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