近くて甘い
第42章 パリの夜は…
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練るように腰を動かし、下から攻め上げる光瑠は、目を瞑りながらよがる真希の事を見つめた。
「愛してますっ…」
胸が締め付けられて、息をするのも苦しい…
「真希っ……どちらにしろ、俺は死んでしまうかもしれないっ…」
「やっ…ダメっ…」
それが、刺激に対する喘ぎなのか、言葉に対する返事なのかは分からない。
身体に巻き付く真希の腕の温度が心地よい…
「早くっ…卒業しろっ…」
「あっ…あっ…」
「それでっ…早く俺の妻になれっ…」
「は…いっ…あっ…」
そのまま真希を押し倒した光瑠は、つながったまま、身体を起こして真希を見下ろした。