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近くて甘い

第43章 将来の扉



「っ…おいっ…どうしたっ…」



「すみませんっ…なんか涙がっ…」



「なんだっ…なんかしたかっ…?」



「いえ違うんですけどっ…」






慌てる光瑠さんを涙を拭きながら眺めた。



前来たときも、泣いてる私を見て、光瑠さんはとても慌ててたっけ…。






「何だか、胸がいっぱいになっちゃって…っ」



「なんだ…訳が分からん…脅かすなっ」




はぁっと息を吐く光瑠さんの腕を掴んだ。



青い空に背の高いひまわり。



要さんと酒田さん…そして、隼人の笑い声が聞こえる。




「ひかるとおねえちゃんも来て〜!!!」



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