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近くて甘い

第43章 将来の扉


「お呼びが掛かったな…」


「みたいですね…」



二人で笑ってひまわり畑の中に入っていく。



「かくれんぼね〜僕が隠れるからみんな探して〜」



なにそれ…変なルール…。


笑いながら、返事をすると、隼人がまたケラケラと笑った。



これだけ背が高いひまわりの中だと、隼人はすっぽり埋まってしまって見付けるのが困難だ。



あれっ…私も埋まっちゃってるしっ…




「ねぇ光瑠さん…このひまわり畑ってどれくらい──きゃっ…」



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