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近くて甘い

第44章 White Prince and Black Prince

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バタバタしながら用事を済ませて教室に戻った私は、異様に盛り上がった雰囲気であるクラスを見て足を止めた。



何かあったのだろうか…



目をこらしてみると、女の子に囲まれている愛花ちゃんが見えた。




「本当すごいよっ!まさかこんな才能が愛花ちゃんにあっただなんてっ…」



「いえっ…そんなっ…」



「ねぇっ!私もやってよっ!」



「私もっ!」



「え〜ずるいっ!私もっ!」





????


どうやら愛花ちゃんがすごい人気みたいだけど…




「おっは〜!まっきー!」



「あ、亮くんと吉岡くん…」



「うっす…」




執事の服を着てばっちり決まっている二人の事を眺める。



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