近くて甘い
第45章 おかえりなさいませ、ご主人様っ!?
「あー真希、もう戻ってほしそうだよ?」
「あ、うん、行く行く!」
大変だな…
次の休み時間は一体いつになるんだろう…
まぁでも、大盛況なのはいいことだし!
「真希目当てのお客さんも多いみたいだから、気を付けてねー」
「私目当て?」
「そう。あんた目当て。」
梨子はそういいながら、少し開いていた私の胸元のブラウスを閉じた。
私目当てだなんて、信じがたいけど、そんなことを言っていて、この前梨子の叔母さんのところで男の人に絡まれた訳だし …
「………気を付けるよ」
「偉い偉い」
そんなことを言いながら、梨子は私に優しく微笑んでいた。