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近くて甘い

第47章 淡くて儚い



「なら聞くけど…」


「……」


「要くんは…私のことが好きじゃないから…今私のことを避けたの…?」


「っ……」



要の頰に白くて…そして冷たい恵美の手が触れた。



その細い手首を要は掴む。




「……違います」




「そう…良かった…」



「……先生………」



「要くん…お願い…



あなたのものになりたいの…






抱いて…?」












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