近くて甘い
第47章 淡くて儚い
呻くような声を出しながら、欲を勢いよく吐き出した要は、俯きながら、切れている息を必死で整えていた。
「………やっぱり若いのね…」
口の端から漏れた温かい白濁液を、恵美はペロリと舐めとった。
要は目を細めながら、荒い息を吐いたまま恵美を睨み付けるようにして見つめた。
「きゃっ」
余裕な表情を見せる恵美に腹が立って、要は恵美の身体をソファーへと押し倒した。
「…………バカにしてるんですか」
「そんなっ…バカになんてっ…あっ…」
仕返しとばかりに要は恵美の足を広げて、その蜜で溢れたそこを指でなぞった。