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この前、近くて遠くて、人を拾いました!?

第3章 Party Night! (この拾×近くて遠い)

「………どうしてその言葉だけ拾うんですか…?」


「──────…」


「私は乱暴なところが嫌だって──」


「いや、違う。お前は確かに“大嫌い”と言った。」



思わずため息が洩れる。


本当、光瑠さんは隼人より子どもだ。



「ん……ねぇ…光瑠さん?」



機嫌を取ろうと前の方に行って、顔を見上げるが、光瑠さんはフンッと顔を背けてしまう。


私は諦めて光瑠さんの隣に立ってバルコニーに手を掛けた。



確かに言い過ぎたけど…



どうしたらよいか分からず、私はまたため息をついていた。


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