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片眉を上げた光瑠さんは軽くため息をつくと、すかさず強引に唇を塞いで私の身体を溶かしていく…



「はぁ…」


「俺は変態ではない…」


「んんっ…」


「変態というのはな…」


「はぁ…んっ…」


「礼二みたいな……やつのことを言うんだ…っ」



こんなときまで、礼二さんの名前を出すなんて…


それに、
礼二さんは変ではあったけど、“変態”って感じはしなかったけどな…


っていうかっ…



「ひっ、光瑠さんっ…ここバルコニーです…っ」



息遣いと舌の動きから、明らかに興奮してるのが伝わる…


嫌なわけじゃないけど、さすがにっ…



「分かってる…っ」



ようやく動きを止めた光瑠さんは私の肩に顔を埋めて息を整える。


荒い息遣いが耳を刺激して光瑠さんを止めたはずの私の身体の血が沸き立ってしまう──