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春の風

第2章 出会い

────…

「おい、ハルお前なんで来なかったんだよ!」

春樹が教室に入るとすぐに涼太が春樹に叫んだ

「わりぃって、本当に。ちょっと色々あってさ…本当ごめんって」

「色々ってなんかあったの?」

太一に突っ込まれ、その質問に春樹は焦る

「あ、いや、母さんに買い物頼まれてさ、それでしょうがなく…」

「…ふぅーん」

「っあ!お詫びにじゃあ……あとでジュース奢るから!それで許してくれよ!」

俺は手を合わせてみんなにそう言った

「お、まじ!?やりぃ!」

「おー!ハルありがとーう!」

「んー、まあじゃあ、うん…」

太一は少し不満そうだったが、なんとかこれでこの話は終わった


なぜだかわからないが、
昨日の彼女の話を誰にも話したくなかった





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