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春の風

第2章 出会い

どんな修羅場かと思っていたが

少し話したあと
彼氏が一言「ごめん」と言ってあっさりと別れた


彼女は笑顔で「今までありがとう」と言っていた

笑って去っていく彼氏を見送っている彼女から何故か目が離せなく
俺はそこから動けなかった…


別れようと告げられても
笑っていられるものなのだろうか



───…

しばらくするとその女の子は
膝から崩れ落ち、声を上げて泣き出した







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