
白姫と炎帝の恋
第4章 愛しい少女
「え、ええ!?……そ、そこでなぜ白瑛が出てくるんだ?、落ち着けよ、白蓮」
紅炎は、焦り混じりで、白蓮をたしなめる。
すると
「………紅炎。お前、心当たりが無いとは言わせないぞ。」
ギクッ!!
紅炎の肩が大きく震えた。
(ヤバい、これ、バレてる!)
「正直に言えよ、紅炎。今なら、まだ兄上には言わないどいてやる。(まぁ俺が言わなくても知ってるけどな)」
(ヤバい!白雄にバラされたらヤバい!!あいつは妹のためなら人を殺すぞ!)
紅炎はふぅ…とため息をついた。
言わざるを得ない状況に、しかたなさそうに告げた。
