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白姫と炎帝の恋

第4章 愛しい少女


「紅炎殿!!」

ハァハァと息をきらした白瑛が、突然部屋に飛び込んでくる。

「何事だ、白瑛。」

今も昔も変わらず彼女は美しい。

「紅炎殿は、私と、この練白瑛と婚儀を交わしたいと、思われたことはあるのですか」

「「ぶっ!」」

唐突にそんな質問をなげた白瑛に、青舜と一緒に盛大に吹いた。

「姫様?!なぜそんなことを、紅炎様にっ!」

慌てふためく青舜に、俺は声をかける。

「大丈夫だ、青舜。少し、外していてくれ。」

「っ、はい。」

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