あさちゃん
第14章 夏祭り(前編)
夏休み。
春先や晩秋の肌寒さが好きな優にとって、最も嫌な時期の到来だった。
優『夏休みがあること以外、夏なんて要らないんだよなぁ…G1だって無いし…』
朝からの蒸し暑さで憂鬱な優。真面目に夏休みの課題に取り組むが、目標の7割が終了した時点で、完全に集中力が切れた。
優「あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
頭をくしゃくしゃに掻きながら、声を上げる。
優「…はぁー…あー、マジイライラする〜」
課題を放り出した優は、ジュースでも飲もうと、リビングに降りた。
丁度リビングに来たとき、美里がテレビを見ながらくつろいでいた。
優「あれ?姉ちゃん…課外行かないの?」
美里「あー…大丈夫大丈夫。エスカレーター式で上行くからw 作文書きゃ通る通るwww」
優「お気楽だなぁ〜」
美里「なーに言ってんの。アンタら中学生が一番お気楽でしょう。高校どこ行くかさえ気にしてりゃ良いんだから」
優「うーむ…そんなもんなんかなぁ?」
美里「取り敢えず勉強してりゃ良いのよ」
優「取り敢えずねぇ〜…」
春先や晩秋の肌寒さが好きな優にとって、最も嫌な時期の到来だった。
優『夏休みがあること以外、夏なんて要らないんだよなぁ…G1だって無いし…』
朝からの蒸し暑さで憂鬱な優。真面目に夏休みの課題に取り組むが、目標の7割が終了した時点で、完全に集中力が切れた。
優「あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
頭をくしゃくしゃに掻きながら、声を上げる。
優「…はぁー…あー、マジイライラする〜」
課題を放り出した優は、ジュースでも飲もうと、リビングに降りた。
丁度リビングに来たとき、美里がテレビを見ながらくつろいでいた。
優「あれ?姉ちゃん…課外行かないの?」
美里「あー…大丈夫大丈夫。エスカレーター式で上行くからw 作文書きゃ通る通るwww」
優「お気楽だなぁ〜」
美里「なーに言ってんの。アンタら中学生が一番お気楽でしょう。高校どこ行くかさえ気にしてりゃ良いんだから」
優「うーむ…そんなもんなんかなぁ?」
美里「取り敢えず勉強してりゃ良いのよ」
優「取り敢えずねぇ〜…」