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あさちゃん

第16章 夏祭り(後編)

あさみ「綺麗だね」

優「うん。すげーよね」

美里『そこは何か言えよ』

あずさ『あ〜ぁ…寄り添っちゃってw』



どのくらい時間が経ったのか…気付くと、あさみは優の手を握っていた。それに気付いた優は手を握り返し、あさみの横顔に軽くキスをした。

あずさ「うわ〜…見せつけちゃってw」

美里「お熱いですな〜w」

茶化す姉達に、あさみは照れ笑いを浮かべる。



花火大会も終わり、優達は後片付けをして帰宅の途についていた。

帰り道はかなりの混雑ぶりで、普段の倍の時間がかかった。

あずさ「あさちゃん、今日は遅いから帰りは送るわよ」

美里「送るって…交通規制のクルマがウチの前で大渋滞してるのに?」

あずさ「歩きよ、歩き。ゆーちゃんがウチに荷物置いてからね」

あさみ「わざわざありがとうございます」

美里「いいえ〜。『姉』として当然よ。ゆー!こういうことは、アンタが先に言いなさいよ!」

優「ご…ごめん」

あさみ「優くん…ありがとね」

優が荷物を置いてから、三人はあさみを家まで送っていった。

道中のあさみは優と腕組みをして、昨日今日と楽しかったことや、優との思い出作りが出来たことを楽しげに話す。

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