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あさちゃん

第3章 遭遇

翌日の放課後、優はあさみに日曜の件を話した。あさみはすぐにOKを出す。

あさみ「お姉さん達に、日曜はよろしくお願いしますって伝えてもらえるかな?」

優「うん、分かった。必ず伝えるよ」

あさみ「じゃあ、楽しみにしてるね」

あさみは嬉しそうな表情を浮かべ、帰っていった。それを見送る優もホッとしていた。取り敢えず一段落ついたというのが、優の本音だった。



日曜日、午前8時30分。

待ち合わせ場所の正門前に先に着いたのはあさみだった。
本来なら誘った優達が先に着いておくべきなのだろうが、あさみは昨夜から浮かれていて、待ちきれなくなって、早めに家を出た。

二年になってから気になっていた優と、プライベートで会えることが嬉しくて仕方なかった。

ただ、気になるのが優の二人の姉。優からの誘いは嬉しいが、本音を言えば、二人っきりで街でお茶したり、映画に行ったり…

まぁ、優との距離を近づける最初の段階としては悪くない。そう考えていた。

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