あさちゃん
第7章 返答
あさみのストレートな感情に対する答えは、嘘偽り無い優の心だった。
あさみ「あたしは…それが聞きたかった。ありがとう、優くん」
ただ真っ直ぐに、優を見つめるあさみ。優は少し恥ずかしかったので、目線を逸らしたが、少し間を置いて、あさみにキスをした。優なりの照れ隠しだった。
あさみも優のキスに応える。とはいえ、所詮、そこは中学生。浅く、甘い、稚拙なキス。
それでもあさみは嬉しかった。
暫くキスを繰り返していると、あさみが切り出した。
あさみ「優くん…そ、そろそろ帰ろ?」
優「あ…そうだね。暗くなっちゃったね。あさちゃん家に先に行こう」
優とあさみは一緒に公園を出て、歩き始めた。二人は互いの手を握り合い、言葉を交わしながら、あさみの家に向かっていった。
優が帰宅した時は、母だけしかいなかった。あずさは講義で、帰ってくるのが遅い。美里は恐らく友達と、夜の街で遊んでいるのだろう。
母は、優の帰宅が遅かった理由をあれこれ質問したが、優は『友達と格闘技の話に夢中になっただけ』と言い、あさみとのことを隠した。
あさみ「あたしは…それが聞きたかった。ありがとう、優くん」
ただ真っ直ぐに、優を見つめるあさみ。優は少し恥ずかしかったので、目線を逸らしたが、少し間を置いて、あさみにキスをした。優なりの照れ隠しだった。
あさみも優のキスに応える。とはいえ、所詮、そこは中学生。浅く、甘い、稚拙なキス。
それでもあさみは嬉しかった。
暫くキスを繰り返していると、あさみが切り出した。
あさみ「優くん…そ、そろそろ帰ろ?」
優「あ…そうだね。暗くなっちゃったね。あさちゃん家に先に行こう」
優とあさみは一緒に公園を出て、歩き始めた。二人は互いの手を握り合い、言葉を交わしながら、あさみの家に向かっていった。
優が帰宅した時は、母だけしかいなかった。あずさは講義で、帰ってくるのが遅い。美里は恐らく友達と、夜の街で遊んでいるのだろう。
母は、優の帰宅が遅かった理由をあれこれ質問したが、優は『友達と格闘技の話に夢中になっただけ』と言い、あさみとのことを隠した。