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あさちゃん

第8章 練習

その後、美里、あずさの順で姉達が帰宅する。父は会社の付き合いで、一杯引っかけてくるらしい。

あずさが夕食を食べ終わる頃、優が風呂から出てきた。あずさや美里の様に、風呂上がりと言えども下着姿ではない。その様な豪快な姿になるほどの人間ではない。

ソファーに座りながら、夜中の番組の録画予約をしていると、あずさが話しかける。

あずさ「ゆーちゃん、今日はどうだった?」

優「どうだったって?」

あずさ「あさちゃんよ、あさちゃん」

優「あさちゃんね。まぁ、それなりに…」

あずさ「お?なんかあったんだ〜?w」

あずさは余裕を見せながらも、あさみとの仲が気になる。

あずさ「それじゃあ、ゆーちゃんの部屋で証人喚問だーw」

優「証人喚問って…言葉間違ってるよ…」

あずさ「取り敢えず部屋で待ってなさい。宿題があれば、手取り足取り教えるよん〜」

優は面倒臭いと思いながら、録画予約を終えると、さっさと部屋に戻っていった。

母「あさちゃん?誰?」

あずさ「優の同級生」

母「何その子?」

あずさ「さぁ〜ねぇ〜?w」

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