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あさちゃん

第8章 練習

優はその感覚に驚き、あずさから顔を離そうとするが、後頭部を支えられる様に押さえられていることで、なかなか離れられなかった。

いや、本音でいうなら力ずくで離れようと思えばできるのだが、あずさの激しい口づけの魔力とその行為の淫靡さに、優が逆らえなかったという方が適切だった。

あずさ「はん…ちゅっ…にゅちゅっ…」

あずさが口を開け、力強く時には優の唇を舐めまわす独特な感覚に、優は虜になっていった。あずさが口を離し、優を優しく見つめながら話す。

あずさ「ゆーちゃん…口、開けて」

あずさの操り人形の様に、言われるがまま口を開く優。あずさはその愛しい弟の口に再びディープな口づけを交わす。

今度は優の舌を吸い、舐め回し、口のありとあらゆる場所に己の唾液を流し込んでゆく。優もあずさの舌を受け入れ、自分の中に入ろうとするあずさの唾液を必死になって受け止める。

3、4分ほど続いたのだろうか…あずさはべっとりと互いの唾液が混ざり合い、異様なテカりのする口を離した。
優もそれを見届け、名残惜しい様な表情のあずさを見つめながら、自分以外の唾液が混ざった生暖かい液体を喉の奥に流し込んだ。

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