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夜のデート

第1章 夜のデート

「動いていい?」
足をがくがくと震えさせるわたしに、ヒロの優しい声がかかる。
「うん…好きに動いていいよ」
わたしからぎゅっと抱きしめられないけれど、その分声に、優しさをのせる。
わたしの中からヒロが、ゆっくりと外に向かって動き始める。
なんとも言えない、気持ちよさがわたしの頭に響いていく。
ヒロの張った傘の部分が、わたしの中を掻きだしていく。
コンドームに隔てられても、その感覚ははっきりとわたしの頭に伝わってくる。
ヒロのソレがわたしの入り口に引っかかると、すぐにまたわたしの中を割進んでくる。
ぎゅーっと、一番奥まで来た先端が、わたしのお腹を押し上げる。
「はぁ・・・ぁ、ぁー」
とかすれた甘い声が唇から零れる。
ヒロと一つになる場所は、とても気持ちよくて、おかしくなりそう。
そこを押し上げた快楽はご褒美で、本能がいっぱいヌルヌルを出す。
ふたりで作るラブローション。
わたしの中は一層滑りが良くなって、ヒロに快楽をいっぱい与える。
言葉/理性じゃなくて快感/本能が支配する時間が来る。

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