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夜のデート

第1章 夜のデート

わたしの中でヒロが動く。
入り口から一番奥に、奥から入り口に。
動くたびに生まれる快楽は、お腹のそこで溜まっていく。
はぁはぁと、荒い息がふたりぶん、小さな個室の中でこだまする。
わたしの目の前に見えるのは、いつもと変わらない女子トイレの、薄ピンクのタイル。
それなのに、わたしが受ける感覚は、いつもと違う特別な感覚。
エッチの感覚。
そのちぐはぐさが、わたしの頭を侵していく。
そんなことを感じている間に、胸の先がきゅんとなる。
いつのまにか、ヒロが両手を胸に伸ばしていた。
その刺激はお腹のそこに降りていく。
キュッ、キュッと、ヒロを包むわたしの場所が、それに反応して引きつると、わたしもヒロも気持ちよくなった。

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