華姫と鮮血の恋
第2章 本音
「華衣、気持ちい?」
紅覇は問うが返事はなく、ヒクヒクと震える華衣は、絞り出すようにポツリとつぶやいた。
「紅覇、さまぁっ、………ぁ、も、限界ッ、……は、やく……」
どくんっ、
心臓が、跳ねた。
理性は捨てざるを得なかった。
(ごめん、華衣。僕もう、我慢できないっ!)
「……挿れ、るよ?」
「はっ、や…く」
グチュン!
「ひっ、……ぁぁぁああああ!!、ーーーっふ、ぅあ!、こ、うはさまっ!」
(気持ちいっ!、ヤバい、華衣の中、すぐ、でそ……!)
「っ、く、………………華衣。」
「っぁ、は、…い………ふ、ぁっ!」
紅覇の腰の動きは、緩やかなものだったが、そのひとつひとつに華衣はピクピクと反応し、よりいっそう紅覇のモノを締めつける。
最中だと言うのに、自分の名を呼ぶ紅覇の声に反射的に答えを返す。