華姫と鮮血の恋
第2章 本音
(も………っ!)
「こ、ぉは、さ、ま!…………っわた、………くしっ!……、ふぁ、んぅ、……………ぁ、も、むりッ!!」
ビクッ
緩やかではあったが、甘く、中を深く抉るような感覚に、華衣は達する。
「……け、ぃ」
華衣が達した際の痙攣に促されて、紅覇も華衣の腹の上に、白濁を吐き出した。
***************
「紅覇様……………」
「…なぁに?」
事後、二人して寝台の中。
濡らした布で互いの体を清めあい、二人の間には、甘い事後の余韻が残っていた。
火照った体にまとった、薄い寝間着の
ままの姿で、紅覇は華衣を抱きしめる。
「………………申し訳ありませんでした」
「………ぇ?」
突然謝罪の意志を見せる華衣に、情けない声で返す。