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histoire d'amour eternel

第7章 me too


途端。


ドキドキから、激しいバクバクに心臓の鼓動は変化し


私の顔も、一気に紅潮。



「え?え?」


「いや、だから。

“あれ”、どういう意味?」


人差し指で、文字方向をチョンチョンと差しながらニコリと笑う彼。



えっ……と……


こういう場合、どどど、どうしたらいいんだろ?!


彼と対照的に、顔が引き攣る私。



「言いにくい?」



って聞かれても…。




「今は勘弁してほしい感じ?」



とか言われても…。




うーん………。








………えぃっ‼







「この言葉通り……


スキ……です………?」




俯き気味に、曇り硝子の“スキ”にビシッと指を差しながら


ボソリと、彼に告げた。




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