
histoire d'amour eternel
第11章 証
そんな、ある日。
珍しく真面目に仕事しながら、何気ないいつもの会話中、ふとした時
「俺、毎晩1人で海行ってんだ」
とボソリと言った君。
「え?1人で?」
思わず、作業する手を止めて君をガン見。
「うん、1人で。」
「何で1人?」
君が1人で海に居る姿を想像しながら質問。
何だか、凄く哀愁漂う背中がイメージ出来て。
……何だか。
君を1人で海に行かせちゃ行けない…。
そんな気がして
「じゃぁ、今日から私も一緒に行く!」
「は?」
「一緒に海眺めよッ♪」
「いい…けど……。」
「はい!決まりッ」
突然の私の申し出に戸惑い気味な君を無視して、無理矢理約束。
その日、君と初めてメアドを交換。
君の名前が私の携帯に映し出された瞬間
何だか、心がくすぐったく感じた。
