
histoire d'amour eternel
第22章 最上級
そんなあたしを優しく抱き締め
「愛してるよ」
あたしの心に囁く、君の想い。
“好き”の最上級の言葉を届けてくれる君。
そんな君に、“愛してる”の最上級の言葉を伝えたいけれど
“愛してる”以上の言葉なんて思い浮かばなくて。
だけど、それでも君の心に伝えたくて
今思う最上級の想いを、君に囁く。
「あたしも」
「愛してる」
お互いのおでこを合わせ、軽く鼻でキス。
上目で視線を合わせれば
「ふふっ」
「へへッ」
自然に零れる、倖せの笑み。
