I'll protect you.
第12章 不安
ええぇぇぇぇ!!!?
空手!?
『初耳だよ!?
すごい!!じゃあシン君強いんだね!!』
すごいすごいすごいすごい!!
身近に武道をやってる人がいたなんて!!
私がはしゃいでいるとシン君はちょっと苦笑いしていた
するとシン君は夕日を眺めて静かに言った
「弱い奴にはなにも守れないから…
”いつか大切な人を守れるように”
俺は強くなりたい…」
オレンジの光と少し涼しくなった波風がシン君の茶色い髪に反射してすごくキレイ…
私を見つめる深い青の瞳に吸い込まれそうになる…
「ユウ…
なんかあったろ…?」