
I'll protect you.
第22章 ユウと優
「俺も月曜日に何かがあるんだって気付いて
優ちゃんに一緒に帰ろうって言ったんだ。
だけど、案の定断られてさ…
それでも俺が助けなきゃって変な使命感かんじちゃってさ…
後つけてったら、すごい高級マンションに入ろうとしてたから
そこで優ちゃんを引き止めたら
後ろからドーンですよ
その時は、私服姿で誰かもわからなかったけど、
奏斗のおかげでこの学校の奴だってわかったんだ…」
作り笑いをしながら話す涼太は、悔しさを必死に隠して、あったことを全て話してくれた
チラシの裏を使って今までのことを整理しながら書いていく
でも、わからないことだらけだった
謎謎謎のオンパレード
そんな俺らにわかるわけがない
俺ら全員、ユウの家を知らない
押し掛けて話を聞くこともできない
涼太に頼んで連絡してもらったものの繋がらない
涼太いわく、いつも繋がらないらしい
そんなこんなで考えた結果、
ユウと仲良しだと言う人に話を聞くことにした
ただし、条件付きで
