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I'll protect you.

第25章 戻ってきた時間



朝食を食べてから、学校へ行く準備をする。


いつもならしないメイクも今日は丁寧にしてみる


少しでも見てほしいな…


そんな、願いを込めて…


失恋決定の恋でも好きな人には可愛く見られたいもので、私はいつもよりも頻繁に鏡で自分の姿を何度も確認


『〜〜〜足太いぃぃっ!!!!』


こんなんじゃ、足晒せないわ…


シン君が好きになる人はきっと誰もが憧れるくらい綺麗な人なんだろうな…


鏡に映る自分の姿を見て溜息しか出ない。


すると、テーブルの上に置いてあった携帯が鳴った






〈今から家出る〉





…もう!?


慌てて時計を見てみると既に時刻は7時15分を過ぎていた



足に気を取られてた!!



私は急いでワイシャツに袖を通した



そして、また携帯が鳴った



〈着替え中だったら申し訳ないんで玄関の前で待ってるわ〉



エスパー!?




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