I'll protect you.
第25章 戻ってきた時間
「なんでここに!?」
コウキ君が私に駆け寄り肩を揺らしてきて、首がカクカクする
『シン君に付いてきたらここにたどり着いたの』
私がそう言うとコウキ君の表情はパァーと明るくなって、周りにお花が飛んでる幻覚が見えそう…
「じゃあ、毎日一緒に学校に行けるのか!?」
私は何度もコウキ君に頷いた。
そんな中、一生懸命準備をしていたカナとシン君はコウキ君の荷物を持って急いで家を出ようとする。
「お前ら!もう25分過ぎてんだぞ!
早くいくぞ!!」
『「ヤバイ!!」』
私達は走って駅へと向かった。