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I'll protect you.

第26章 お兄ちゃん




『カナ…?』



俺を呼ぶ細い声



心配そうに見つめる大きな瞳と視線が絡み合う




「ユウ。

俺はちゃんとユウのお兄ちゃんでいられてた?」




ユウにとって…




俺は何?




お兄ちゃん?




それとも…




『私の大事な大事な

世界でたった一人の”お兄ちゃん”だよ!』





これでいいんだ




俺が選んだことだろ…



俺もユウも大切な存在を失わないように




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