I'll protect you.
第27章 過去
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『カナ!お醤油ってどこにあるのー?』
「うーんとね、そこそこ!」
ずっと干しっぱなしだった洗濯物を下ろしながら、指をさして醤油の在処を教えてくれるカナ。
『あったあった!』
なかなかのできじゃないの!?
自分が作っているものを見て一人で満足している私…
シン君達、早く帰ってこないかなー♪
そんなこと思っていると……
「ただいまー!
ん!?なんだこのうまそーな香りは!」
玄関と部屋を繋ぐ短い廊下から足音が聞こえてきて、勢い良く部屋のドアが開いた。
「ユウ!?
しかも、しょうが焼き!?」
犬のように私に駆け寄ってくるコウキ君。
『そうだよ!あと盛り付けるだけなんだけど、
シン君はまだかな?』
「途中まで一緒に帰ってきてたから、
多分もうすぐ帰ってくるよー!」
それなら、もう盛り付けしてもいいかな?
『コウキ君、お皿出してくれる?』
「ラジャー!」
テキパキ動くコウキ君に感心しながら千切りにしたキャベツとしょうが焼きを盛り付ける。
コウキ君はお茶碗にご飯を山盛りによそって、テーブルに並べてくれている。
最後に、豆腐とワカメの味噌汁にネギをのせて運ぼうと思い、おぼんに乗せていると玄関が閉まる音がした。
足音がだんだん近付いてくるのがわかる。
「ただいま」
『おかえりなさい!
ご飯できてるよ!』
私がそう言うと、シン君はテーブルを見て目をこれでもかと大きく開けた。
「これ…ユウが作ったの?」
『そうだよ!』
みんなに喜んでもらいたくて…
『今できたばっかりなの!
冷めないうちに早く食べよ!』
シン君はブレザーを脱いで座った。
みんなが一つのテーブルを囲む。
『「「「いただきます!」」」』
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『カナ!お醤油ってどこにあるのー?』
「うーんとね、そこそこ!」
ずっと干しっぱなしだった洗濯物を下ろしながら、指をさして醤油の在処を教えてくれるカナ。
『あったあった!』
なかなかのできじゃないの!?
自分が作っているものを見て一人で満足している私…
シン君達、早く帰ってこないかなー♪
そんなこと思っていると……
「ただいまー!
ん!?なんだこのうまそーな香りは!」
玄関と部屋を繋ぐ短い廊下から足音が聞こえてきて、勢い良く部屋のドアが開いた。
「ユウ!?
しかも、しょうが焼き!?」
犬のように私に駆け寄ってくるコウキ君。
『そうだよ!あと盛り付けるだけなんだけど、
シン君はまだかな?』
「途中まで一緒に帰ってきてたから、
多分もうすぐ帰ってくるよー!」
それなら、もう盛り付けしてもいいかな?
『コウキ君、お皿出してくれる?』
「ラジャー!」
テキパキ動くコウキ君に感心しながら千切りにしたキャベツとしょうが焼きを盛り付ける。
コウキ君はお茶碗にご飯を山盛りによそって、テーブルに並べてくれている。
最後に、豆腐とワカメの味噌汁にネギをのせて運ぼうと思い、おぼんに乗せていると玄関が閉まる音がした。
足音がだんだん近付いてくるのがわかる。
「ただいま」
『おかえりなさい!
ご飯できてるよ!』
私がそう言うと、シン君はテーブルを見て目をこれでもかと大きく開けた。
「これ…ユウが作ったの?」
『そうだよ!』
みんなに喜んでもらいたくて…
『今できたばっかりなの!
冷めないうちに早く食べよ!』
シン君はブレザーを脱いで座った。
みんなが一つのテーブルを囲む。
『「「「いただきます!」」」』