I'll protect you.
第27章 過去
そんな日々が続いて、
学校が終わったある日、いつもように家に帰るとお父さんが既に帰ってきてたの…
いつも土日しかいないお父さんが家にいるのは珍しかったけど然程気にならなかったんだ…
でも、お父さんはほぼ毎日家にいるようになって、私は小さいながらも仕事を辞めたんだって気付いたの。
一日おきに夜ご飯を作りに来てくれていたお父さんの恋人も来なくなってた。
お父さんは日に日に窶れていったの……
だけどね、
そんな時、お父さんの仕事が決まったんだ。
前に働いてた上司の人が新しく会社を立ちあげるから一緒にやらないかってね……
お父さんと私はすごい喜んでね…
また、二人で頑張ろうねって……
誓ったんだ……